~ADHDのための仕事のコツ~ ①自分の中の基準を作る
こんばんは、lateladyです💛
初めてのシリーズもの、第1回の投稿になります!
ADHD当事者は、空気を読めなかったり、文脈を読むことがとても苦手なことが多いかな、と思います。
私の場合は女性ということもあり、日常会話の空気を壊して
不穏な空気になってしまうといったことはあまりないのですが
話のつながりを理解するのが普通の人よりも時間がかかったり、詳しく説明してもらわないと
わからないことはちょっと多いかな、という実感があります。
ADHDに限らず、理解のスピードは人それぞれだとは思うのですが、
平均的に苦手とする人は多いのではと思い、テーマに選んでみました。
ちょうど昨年、新たな部署に異動になり
今までの環境と全然違う中で実務や知識を蓄えていかなければいかない中で
どうしたら、今よりもスムーズな理解ができるようになるのか。
先日、たまたま実感するできごとがありました。タイトルにある通り、
「自分の中の基準を作る」です。
新しい仕事を覚えるとき、とにかく仕事を進めるために
なんで?とかいう疑問を押し殺し、必死で「これはこういうもの、あれはあういうもの」
として物事を進めますよね。
それはそれでいいんです。まず慣れるまではこの方法で進めましょう
(実務が回らないと、次のステップにいけないので・・・・)
半年たったら、いったん立ち止まってみましょう。
そして現在の自分の仕事を、自分の後任者に引き継ぐことを想像しながら
日々の仕事を進めてみましょう。
私の場合、想像するだけだとちょっとわかりにくいので
仕事をしながらどんな言葉を使って、どんな風に話して引き継ぐか具体的にイメージをしながら実務作業をします。
そうすると、色々自分が説明できないところがあることに気づくんですよね。
そう、初期段階では「とりあえず」で進めていた部分がわかっていないまま
時がたっているのです。
わからないところ、理解が浅い部分をどんどんメモします。
気付いたところは時間があるときに調べてみたり、先輩に聞いてわからない部分をどんどんつぶしていきます。
・・・そうすると、段々と「ああ、こういう意味でこの処理をしていたんだな」とか
「これはOK、これは好ましくない」といったことも判断できるようになり、仕事が理解できるようになってくるんです。
私は今この段階。
このプロセスをとってきて良かったなと思うところは、自分の中で基準ができてきて「こうだから、この場合はA」「それならば、Bとしてみたらどうだろう」といった
自分の意見が生成されるようになってくるところです。
異動して最初の内は右も左もわからないまま、目の前をこなすだけですが
自分のなかで理解できなかった部分を埋めて、仕事の因果関係を繋げて考えられるようになると
より仕事を深く知れるようになる気がします。
意見を求められても、きちんとした根拠を出すことができる。
根拠を出したうえで、論理的な自分の意見を導き出すことができる。
これができれば、周囲から頼りにされるようになるし
あなたは職場で確固とした地位を築くことができるのではないでしょうか。
また、新たな事に直面しても、
「どんな内容であればA」「この場合はB」
といった自分の中の基準が作られていれば、今までの経験やケースから
似た状況を想定し、「○○がAだったから、これもAではないか」
と仮定を立てた上で進むことができますね。
過程を立てた上で物事を進められる、というのはかなり高等技術。
たとえ自分の出した結論が間違っていたとしても、新たなケースとして
「こんな例外もある」と記憶に刻むことができるし
合っていたとしたら、行動する前により成功に近い選択肢を選ぶことができる人間に
なれた、ということになります。
そうやって自分のデータベースを蓄積して、どんどん物知りで
対応力のあるビジネスパーソンになれるのかな、と思います。
・・・・ある程度できるようになってきたら、もうこちらのもの。
あとは率先して興味を持ったことや、疑問に思ったこと、関連したことを日々
情報収集しながら過ごします。
あなたはどんどん、信頼に値する人間に磨かれていくはずです。
さて、今日の結論。
自分の中で、何がOKで何はそうではないのか、
基準を意識しながら進めていきましょう。
頭の中で言葉にすることで、なんとなくわかっていたような
もやもやもスッキリさせることができて、判断が速くなっていきます。
ADHDでも、人よりもハンデを背負っていたとしても
努力と工夫で毎日を生きやすいように変えていきましょう♪
それでは、今日はこの辺で。良い週末を♪